初めての料理は、うまいが分かる辛さで── ナッコプセとチヂミ、麻薬たまごの夜

今日のごはん

今日の夜は友人と韓国料理のお店へ行ってきました。ナッコプセという鍋を、初めて食べています。カウンターの目の前で鉄鍋がぐつぐつ言っている、そういう席でした。

今日の献立

  • 🌶 ナッコプセ(3辛)
  • 🥞 チヂミ
  • 🥚 麻薬たまご(うずら卵)
  • 🌱 豆もやしのナムル(突き出し)
  • 🍺 韓国ビール

ナッコプセは、名前が中身そのまま

ナッコプセという名前は、ナクチ(タコ)、コプチャン(ホルモン)、セウ(エビ)の頭文字を並べたものだそうです。名前がそのまま中身になっている、分かりやすい料理でした。

実際、赤いスープの中にタコの足もホルモンもエビも、どれも大きいまま入っていました。長ねぎがぶつ切りで何本も沈んでいて、玉ねぎもごろっとしています。銀の取り皿を積み上げておいて、そこに取り分けながら食べる形です。

チヂミはニラとにんじんの入ったもので、ごまをたっぷり浮かせた醤油ダレで食べました。麻薬たまごは、うずらの卵を刻んだ青ねぎと青唐辛子のタレに漬けたもの。突き出しには豆もやしのナムルがついてきます。

3辛は、もっといけた。でも、これでよかった

辛さは3辛を選びました。食べ終わってから、もっといけたな、と思ったんですよね。

ただ、あとから考えると、これでよかったんだと思います。辛さを上げていくと、途中から辛さしか分からなくなります。初めて食べる料理でそれをやると、その料理が本当はどういう味なのかを知らないまま終わってしまう。

初めての料理は、「うまい」を感じられるくらいの辛さで食べたほうがいい。今日はタコの歯ごたえも、ホルモンの脂も、スープの奥にある甘みも、ちゃんと分かりました。物足りなかったぶんは、次に行ったときの楽しみとして置いておきます。

食べたことのないものを食べると、家の引き出しが増える

私はだいたい毎日、家で晩ごはんを作っています。だから外で食べたことのないものを食べると、それがそのまま「次に自分で作れるかもしれない一品」になります。

今日も食べながら、何が入っているのかを見ていました。タコ、ホルモン、エビ、長ねぎ、玉ねぎ。赤いスープの土台はコチュジャンと唐辛子だろうか、というくらいまでは分かる。そこから先は帰って調べる話ですが、鍋ひとつで組み立てられそうだ、という感触は持って帰ってきました。

おいしかった、で終わらせてもいいんですけど、こうやって分解しながら食べておくと、あとで台所に立つときに使えます。食べに行くというより、仕入れに行っている感覚に近いのかもしれません。

友人とは、ずっとYouTubeの話をしていました。ぐつぐつ言っている鍋を挟んで、初めての料理を突きながらの、そんな夜です。

知らない料理をひとつ知ると、家の台所が少しだけ広くなります。今日もごちそうさまでした。

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